カテゴリー「バックアップ」の記事

眞鍋さん、ワードよりもPerformancing使った方が楽ですよ。

眞鍋さん、どうやらワードで書いた文章のテキストデータをそのまま貼り付けているらしい。文字の色指定とか文字サイズとかはタグで指定しないとブラウザ上では表現されないので、そのまま貼り付けても単なる文章のテキストが表示されるだけになる。

眞鍋さんのようにWYSIWYG方式で編集したいのであれば、前回の記事で紹介したPerformancing使えばそんな悲しい思いはしなくてすむのだが、どうやらまだお試しいただけなかったようだ。残念(まあある意味当然だが)。

先に画像のUpだけブラウザで普通に行えば、あとはUpした画像のURLを指定さえすれば何とかなるハズ。FirefoxとPerformancingだとブログ編集が気楽に使えるので、一度試してみることをお薦めしたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

眞鍋さん、Performancing for Firefoxを使えば記事が飛びませんよ!

ココログのあまりの重さに、眞鍋かをり氏も更新作業中に書きかけの長文記事を飛ばしてしまったらしい。嗚呼、あのツールを使えば助かったのに。

というわけで、書きかけのブログ記事を飛ばしたくない人におすすめの、Performancing for Firefoxを紹介しよう。

Performancing for Firefoxはブラウザ上にブログ編集ツール機能を追加してくれる、Mozilla Firefox用の拡張機能だ。

Performancing for Firefoxでは、書きかけの記事もそのまま保存ボタンを押すだけでPCに保存してくれる。PCに保存した記事を呼び出すのも簡単で、複数の記事を切替ながら書くことも出来る。編集画面はテキスト方式・WYSIWYG方式をボタン切替で選択できる。プレビュー機能も用意されている。また、ブラウザの画面を上下に分割した状態で編集操作ができるので、参照中のWebページとの同時に表示出来て便利だ。実際、タブブラウザであるFirefoxとの組み合わせはかなり使い勝手がいい。

Firefox でBlogを書けるエクステンションの記事がきっかけで各所で結構評判になっているので、当方でも試してみたが、簡単に使えた。これを使えば記事を飛ばすなんてこともなくなるだろう。

眞鍋さんにはFirefoxとセットでお薦めしたいツールだ。

なお、インストール後にはブログの種類に合わせた簡単な設定が必要になる。ココログでの方法については あそびやさんの記事が詳しいので、設定方法はリンク先の記事を参照してほしい。

Performancing for Firefoxのインストールについては、Mozilla公式サイトであるFirefox Addons内のPerformancing for Firefox配布ページから行うのがよいだろう。

追記:追記が出来るかをテスト。
追記その2:追記は出来た。
追記その3:画像のアップはFTPで行わなければならないようだ。ということはココログでは画像のアップは無理?
追記その4:トラックバックはPublishing Optionsから設定可能。トラックバックを複数打つ場合にはカンマ区切りで行う。(参考:Performancing - ドラフト機能、トラックバックなどが追加 — OpenStratus Archive

| | コメント (0) | トラックバック (1)

パソコン引越し(乗り換え)作業の解説書籍

3月から4月にかけては新生活に向けての引っ越しシーズンだが、新生活に向けてパソコンも乗り換えの時期だったりする。旧パソコンから新パソコンへのデータ移行をネタにブログを書いている人いるようだ。

「パソコン 引越し」で検索
パソコンのお引越し
えらやっちゃ生活-souma編:パソコンの引越し苦労
自分磨き!:パソコンの引越し 2 - livedoor Blog(ブログ)
GAN'S:パソコンの引越し - livedoor Blog(ブログ)
le journal - dimanche
Sweet Vanilla -deuxieme-:newパソコン - livedoor Blog(ブログ)

「データ 引越し」「データの引越し」で検索
宵待日記:データ引越し - livedoor Blog(ブログ)
ストレス極まりない。|プチ経営者TKの日記
社長と私の毎日: いったいいつになったらやるのか?
「生涯現役志望」: PCトラブル
相棒|** Jump ** 数学の先生のひとり言
Tamのいい加減日記 - パソコンの買い替え(その3)データの引越し
Beat Holic EXPRESS::すすまんな。。。
パソコンの買い替え時期は? 遊びごころ/ウェブリブログ
めひーんリュンリュンブログ:ニューパソコン - livedoor Blog(ブログ)
Wakkyの毎日   【民藝】
図書館と音楽と映画の日々:新パソコン・・・大苦戦・・・ - livedoor Blog(ブログ)

皆さんそれぞれ移行作業には苦労しているようだ…。家の引越し作業と重なる人も多いためか、しばらく放置状態の人も多いのがこの季節の特徴かもしれない。

さて、最近では乗り換え作業用のソフトがPCに付属している場合もあるようだが、やはりある程度の手作業が必要になるのは否めない。こういうときには作業工程や対象項目が分かっているかどうかでかかる時間が変わってくる。

作業についての手順はパソコンのお引越し -買い替えた時のデータ移行方法-などが詳しい。また、バックアップすべきデータの項目がよく分からないといった向きには再インストの前にこれをバックアップしろ!! - windowsにあるテンプレート表が参考になるだろう。2ちゃんねるのスレッドのデータが元なので多少項目に偏りがあるものの、抜けがないかどうかをチェックするという意味では参考になるかと思う。


あとはやはり書籍による解説を読むのもよいだろう。以下はパソコンの引越し(データの移行)について書かれている書籍。

できるパソコンのお引っ越しは、おなじみの「できるシリーズ」の本。できるシリーズでこういう内容の書籍が出てくるというところにPCの普及が進んで乗り換えが一般化したことを感じる。内容的には個別のデータ移行について。お気に入りやメールなど大まかなデータ移行について扱っている。できるシリーズは初心者向けの書籍ゆえに細かい部分はあまり詳しくない。これだけを参考にするとデータの抜けがでてきそうな気がする。他の書籍と併用したいところだ。

できるパソコンのお引っ越し
清水 理史 できるシリーズ編集部
インプレス (2006/03/18)


パソコン換えても大丈夫! 使い慣れた環境設定を手放さないための本は各種引越し用ソフトについての比較解説が詳しい。引越し用ソフトを使って作業したいという向きにお薦め。ただし、レジストリ周りの話に関しては環境によって適用できない(トラブルの元になる)場合も多いので、参考にしないほうが無難ではないだろうか。それ以外は特に問題無いと思う。

パソコン換えても大丈夫! 使い慣れた環境設定を手放さないための本
松永 融
技術評論社 (2005/05/28)
売り上げランキング: 500,839
おすすめ度の平均: 5
5 生兵法は捨て、この本を熟読してことにあたるべきです。


2台目パソコンへのデータ&設定引越し安心マニュアルについては内容を確認していないので、とりあえずコメントは差し控える。

2台目パソコンへのデータ&設定引越し安心マニュアル
柳谷 智宣 アバンギャルド
インプレス (2003/06)
売り上げランキング: 54,892
おすすめ度の平均: 4
4 手元に置いておくと安心
4 簡単データの引越し


大容量ストレージを使い倒す 最新ハードディスク&DVD最強テクニックはデータの引越しではないが、ハードディスク全般についての情報が詳細にのっている。S-ATAやRAIDなどについても詳しいので、起動ドライブがS-ATAやRAIDを使っている場合には参考になるのではないだろうか。

大容量ストレージを使い倒す 最新ハードディスク&DVD最強テクニック
小川 夏樹 松永 融
技術評論社 (2005/06/10)
売り上げランキング: 235,861


なお、データ移行の際には、前もってバックアップが行いやすいパソコン環境を構築しておく事が重要だったりする。使いやすいバックアップ環境の構築については以前紹介したファイルの救出 233の鉄則 ― Windows98/Me/2000/XP対応パソコンの調子をとりもどすリカバリー&バックアップのここがわからなかった!などが参考になるだろう。

バックアップが行いやすい環境の構築ができたら、あとはデータの移行作業を行えばよい。データの移行が完了したら、あとは構築した環境をバックアップしておこう。差分や増分の取れるバックアップソフトを利用すればよい。Acronis True Image 9.0などであれば、LAN経由でのデータ移行にも対応しているので、大きなデータの移行にも使えるだろう。Acronis True Image 9.0にはアップグレード版乗換優待版アカデミック版などがあるので、自分にあったものを選ぶとよいだろう。

Acronis True Image 9.0
Acronis True Image 9.0
posted with amazlet on 06.03.24
ソフトボート (2006/02/17)



Acronis True Image 9.0 乗換優待版
ソフトボート (2006/02/17)


Acronis True Image 9.0 アカデミック版
ソフトボート (2006/03/03)

| | コメント (1) | トラックバック (1)

ウィルス対策は複合的に。

ヤクルトの古田敦也選手のPCがウィルスに感染していたらしい。「怪しいメールの添付は開かないとか、怪しいサイトには行かない」というのもセキュリティ対策の一つではあるが、やはりそれだけでは足りないということであろう。

以前の記事(データバックアップメモ - extended -: ルータがあればパーソナルファイアーウォールはいらない?)でも述べたが、最近のセキュリティ対策は複数の対策を複合的に組み合わせておかないといけないのが実情である。

  1. ウィルス対策ソフトを導入し、パターンファイルを自動更新しておく。
  2. ウィルス対策ソフトを一年毎に必ず新しいものに更新(購入)する。
  3. プロバイダによるウィルスメールチェックサービスに加入しておく。
  4. プロバイダによるセキュリティサービス(VPN)などを導入しておく。
  5. ルーターを導入しておく(自宅)。
  6. WindowsUpdateをまめに行う(自動更新)。
  7. パーソナルファイアーウォールを導入しておく(モバイルでは特に重要)。
  8. プロバイダによるフィルタリングサービスなどを導入しておく(子供がいる家庭の場合)。
  9. スパイウェア対策ソフトを導入しておく(対策サイト)。
  10. SPAM対策ソフトを導入しておく。(関連記事)。
  11. プロバイダによるSPAMメール対策を利用する。(関連記事)。
  12. メールソフトの設定を見直す(HTMLメールをプレーンテキストとして表示するようにする)。
  13. ブラウザをInternetExplorer以外のMozilla FirefoxOpera関連記事)などに変える。
  14. メールソフトをOutlookExpress、Outlook以外のもの(Mozilla ThunderbirdBecky!2など)に変える。

書いているだけでも面倒になってくるが、「怪しいメールの添付は開かないとか、怪しいサイトには行かない」「ウィルス対策ソフトを入れていた」という基本的な対策だけではたりなくなっているのも現実である。穴はいろんなところにあいていることを念頭において対策を見直すしかないのではないだろうか。

では、最後にお約束の言葉を。

「システムやデータのバックアップは忘れずに!」
KNOPPIXなどのレスキューCDも持ち歩くべし!」


2005年7月17日追記

  • 記事にリンクする形でトラックバックしていただいたようなので、一部間違いを訂正。

  • 上記の項目のうち、必須なのは1-2.5-7.9.12辺り。その他は利用環境や利用者のスキルの程度によって変わってくる。例えば、ルータがある環境でVPNは必要ないがモバイルで機密情報を扱うのならVPNを利用した方がよい、メールソフトにSPAM対策機能が付いているThunderbirdを使っているのでSPAM対策ソフトは使わない、SPAM対策ソフトを導入したいけれど導入するためのスキルがないのでプロバイダによるSPAM対策サービスを使う、といった具合。

  • レスキューCDは出先などでトラブルに陥った場合に有用。KNOPPIXなどのようにインターネット接続もできるものであれば、HDDが動かない場合でも対策情報を探したりメールによる連絡を取る事が可能になる。なお、USBメモリなどからレスキュー用OSを起動できるものあるので、CDだとがさばるなどの場合にはそういったものを検討するのも良いだろう。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

FFFTPによるWebSiteの自動バックアップ方法

Windows用FTPソフトのFFFTPには自動実行等のコマンドラインが用意されているので、Windowsのタスクスケジューラと組み合わせる事で起動直後に自動バックアップを行う事ができる。バッチファイルを使えば複数のWebSiteの自動バックアップを取ることもできる。

なお、今回の内容は「登録してあるホストの設定名を指定する方法」なので、FFFTP自体の各WebSite用設定は設定済みになっている必要がある。

というわけでバックアップ方法のメモ。

FFFTPのコマンドラインには以下のオプションが用意されている。

-s = 接続するホストの設定名を指定する
-m = 接続後ミラーリングアップロードを行う
-d = 接続後ミラーリングダウンロードを行う
-f = ミラーリング開始の確認をしない
-q = ミラーリング終了後、FFFTPを閉じる

これらのオプションを利用して、次の書式で指定する。
-s 設定名 [[-m | -d] [-f] [-q]]

[ ]で囲まれた部分は省略可能。-sと設定名の間には空白が必要。設定名には登録してあるホストの設定名を指定すること。

今回はコマンドラインで自動バックアップを取るのが目的なので、「接続するホストの設定名を指定」「接続後ミラーリングダウンロードを行う」「ミラーリング開始の確認をしない」「ミラーリング終了後、FFFTPを閉じる」のオプションを組み合わせる。

オプションの書式例(接続するホストの設定名は仮にWebSiteAとする)

-s "WebSiteA" -d -f -q

バックアップ先が一つの場合、オプションはFFFTPのショートカットアイコンやタスクスケジューラなどで指定する。


1.ショートカットアイコンを使う方法
FFFTPのショートカットアイコンをデスクトップなどに作成してある場合、ショートカットアイコンのプロパティにはリンク先としてプログラムの位置が指定されているので、オプションはその後ろに追加する。

FFFTPのショートカットに指定する場合の書式例(FFFTPの場所が「C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe」の場合)

C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "WebSiteA" -d -f -q

FFFTPのショートカットのプロパティに上記の書式で指定してやれば、あとはショートカットをダブルクリックするだけで自動バックアップが実行されるようになる。


2.Windowsのタスクスケジューラを利用する方法
定期的に自動バックアップを取る場合にはタスクスケジューラに上記の書式で指定する。


3.バッチファイルを利用した複数WebSiteの自動バックアップ
バッチファイルとはDOS上で動く簡単なプログラムのこと。プログラムといっても、中身はコマンドラインを書き込んだテキストファイルに過ぎない。今回の場合には上記のコマンドラインを利用してやればよい。

バッチファイルの中身(3つのWebSiteのバックアップを取る場合)

C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "WebSiteA" -d -f -q C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "WebSiteB" -d -f -q C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "WebSiteC" -d -f -q
中身を書いたらバッチファイルのファイル名を「WebBack.bat」とでもして保存する。保存したバッチファイルをダブルクリックしてやるとDOSプロンプトが表示され、上記のパスが一行表示された後にFFFTPが自動実行される。WebSiteAの自動バックアップが終了すると一度FFFTPも終了されるが、DOSプロンプトに二行目が表示されると同時にWebSiteBの自動バックアップが始まる。WebSiteCも同様。


4.バッチファイルによる定期的な自動バックアップ
バッチファイルを利用する場合でもタスクスケジューラと組み合わせれば定期的な自動バックアップを行う事が出来る。その場合、タスクスケジューラで実行するファイル名(N)にバッチファイルを指定する事。


5.注意点
FFFTPによるバックアップはあくまでもミラーリングなので、アップロード時の設定をそのまま使ってはいけない。アップロード時の設定をそのまま使うとローカルに残されているアップロード前のファイルにそのまま上書きされてしまう。これを防ぐにはFFFTPの「ホストの設定」で指定しておく「ローカルの初期フォルダ(L)」はアップロード時に使用しているフォルダとは別のフォルダにしておく必要がある。この場合にはアップロード用とダウンロード用にそれぞれホストの設定を作っておいてローカルの初期フォルダ(L)の指定だけダウンロード用に書き換えてやればよい。

曜日ごとに別々のバックアップを取りたい場合にはバックアップ用フォルダを各曜日用に作成しておき、FFFTP上でも曜日ごとのホスト設定を作って各曜日ごとにフォルダを指定してやればよい。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

iPodでPCを救うのが当たり前になる?

ちょっと古い記事だが、バックアップ関連の話題なので記述しておく。

ITmediaニュース:死のブルースクリーンからPCを救うiPodソフト より。

 ノートPCがクラッシュした場合、データを復旧するには何を使うのがベストだろうか。あるIBMのエンジニアが使っているのはiPodだ。

 IBMのUSA PartnerWorldカンファレンスで、スティーブ・ウェルチ氏はiPod上のソフトを使ってクラッシュしたThinkPadを復旧した。ソフトの名前は「One-touch Rescue & Recovery On Linux」。まだ発表されていないIBM製品だ。

 ウェルチ氏は、このiPodベースのソフトを使えば、1時間程度でハードディスクを再構築して、電子メールやLotus Notesなどのデータにすぐにアクセスできると語った。「これは私にとって朗報だ」

(元記事:PC World | iPod defeats Blue Screen of Death

要は外付けハードディスクから起動するバックアップソフトの話なのだが、そこにiPodとLinuxという組み合わせを持ち込んだところがポイント。

記事の内容に関して、「[N] ブルースクリーンからPCを救うiPodソフト」で以下のような言及がある。

「ハードディスクが完全にクラッシュした場合には機能しない」そうですが、復旧できる可能性があるという点でなかなか興味深いソフトと言えるのではないでしょうか。iPodを使うというのがユニークです。

もしかすると外しているかもしれないが、記事中の「同ソフト」が指しているのは、今回のiPod上で動作するバックアップソフト(One-touch Rescue & Recovery On Linux)ではなく、ベースになっているXpoint Technologiesのソフト、つまりIBM Rescue and Recovery (R&R)の方ではないだろうか。一つ上の段落で記述されているのはR&Rの機能だし。


これだけだとちょっと不親切なので追加記述。

通常だとR&RのプログラムはPC内のハードディスクに収められているので、ハードディスクが完全にクラッシュするとR&Rは動作しない。ハードディスクが動作しなければその中にあるR&Rは読み出せないからだ。

物理的な故障の場合、ハードディスクを新しいものに交換してから復旧させる必要があるわけだが、交換したハードディスクにはR&Rは入っていないので当然そこからR&Rを起動する事は出来ない。

このような時の為に、バックアップソフトには緊急用のレスキューメディアを前もって作成しておく機能が備わっている。R&Rでも同様で、起動可能なレスキューメディアをCD-RやDVD-Rなどに作成しておく機能がある。モノによっては外付けのUSBハードディスク自体を起動可能なレスキューメディアにすることができる。記事中のiPodによるリカバリーもこの応用で外付けの起動ディスクにしたのだろう。


ただ、iPodは外付けのデバイスとして利用できる場合でも、メーカーからは「iPod がディスクモードでハードディスクとして使用できる場合でも、起動ディスクとして使用することはできません。」というように説明されている。

とはいっても、既にiPodにMacOSを入れて起動ディスクに仕立て上げた人はいるようだ。

篠田耕一のWebsite:iPodを起動ディスクにする
はい、須山歯研です!:iPodの起動ディスク化(12/2、12/5、12/6を参照)

上は上手くいった例だが、逆にトラブルになった人もいるようだ。

やっぱりOSXの起動ディスクにするのはやめておきましょう。
Future is mild:さよなら初代iPod

どうも第四世代以降のiPodではMacの起動ディスクとしては使えなくなっているらしい。
.sauce: iPodは僕の生活をどう変えてくれるのかの件について アーカイブ
※起動ディスクとして使えなくするなんて、iPodの可能性を狭めるだけでは?

が、いずれにしてもメーカーのサポート対象外の行為であることに変わりはない。これはiPodにインストールされるOSの種類に関わらず同じだろう。

One-touch Rescue & Recovery On Linuxが仮に無償で公開されるとしても、メーカー保証が無くなるのでは利用する事はためらわれるだろう。ここはやはりIBMとAppleが手をとりあって、公開の際には安心して使えるように正式サポートの対象として欲しいところだ。

ところで、One-touch Rescue & Recovery On Linuxは何故Linuxがベースなのだろうか?現在公開されているR&Rでは、起動ディスク上で動作するPre-OS環境(通常使用しているWindowsとは独立して動作させることが出来るOS)環境にWindowsPEが採用されている。WindowsPEベースでは復旧時の動作がいささか重いし、IBM Rescue & Recoveryのライセンス料以外にWindowsPEのライセンス料もかかる(ハズ)。もしかするとこのあたりもLinuxを採用する理由の一つなのかもしれない。

ライセンス料の問題がないLinuxベースなら商品の単価がさほど上がらないで済むので、iPod以外のハードディスクプレイヤーでも組み込みやすい。各メーカー間で上手く連携が取れれば、出荷時にバックアップソフトが組み込まれたハードディスクプレイヤーが登場してくるかもしれない。

音楽プレイヤーにPCのリカバリー・バックアップ機能がつけば、モバイル時にリカバリー環境を持ち歩く事が容易になる。普段使っている音楽プレイヤーが緊急時の復旧に使えるのは、バックアップが一般化していく事にも繋がるし、色々なメリットを生むように思う。


追記:iPodにLinuxをインストールする事はスラッシュドット ジャパン の記事などでも取り上げられたことがあるので知っている人も多いかと思う。いくつかの記事でもiPodLinuxとiPodOSとのデュアルブート環境を構築しているようだ。ただし、これはiPod自体でLinuxを動かすのであって、PC用の起動ディスクとしてLinuxを利用するのとは別。

関連記事:
スラッシュドット ジャパン | Linux起動可能なiPod・FireWireドライブ、発売
iPodLinux使用レポ:ペベリンスキーズBLOG
Nitram+Nunca - Log - iPod & iTunes 活用 | 究極の iPod Hack [ iPod-Linux Installer ]
関心空間:iPod-Linux

| | コメント (2) | トラックバック (0)

初心者向けバックアップ解説書籍の紹介:パソコンの調子をとりもどすリカバリー&バックアップのここがわからなかった!

久々のバックアップ関連書籍の紹介。今回は技術評論社の「ここがわからなかった!」シリーズの書籍。パソコンの調子をとりもどすリカバリー&バックアップのここがわからなかった!がそれ。


パソコンの調子をとりもどすリカバリー&バックアップのここがわからなかった!
唯野 司
技術評論社 (2005/02)
売り上げランキング: 126,969
通常2~3日以内に発送


Windows XPユーザー向けの書籍なのだが、初心者がパソコンを使っていて戸惑う「なぜ?」と思う部分を丁寧に解説してくれている。Windows XP特有の機能について詳細に解説してあるので、XPからパソコンを使い始めたユーザーにお薦めしたい内容になっている。

データ救出についての解説では、以前紹介したファイルの救出 233の鉄則 ― Windows98/Me/2000/XP対応ほどマイナーな方法は解説していないが、方法を絞った分初心者にはわかりやすい解説になっている。また、初版が出たのはごく最近なので、わりと最近のパソコン事情にあわせた解説がなされているのもポイントが高いところだろう。

ただ、差分・増分バックアップなどについての解説が見当たらないのは少々気になる。バックアップ固有の知識補足がもう少々あるといいと思う。その意味ではファイルの救出 233の鉄則と併読するのがよいといえる。

とはいえパソコンの基礎知識を補完する丁寧な解説は初心者にとってはありがたい内容のはずだ。裏表紙に銘打っている「脱初心者ツアー」の文字は、内容のレベルを示す一文としてはなかなかいい案配といえよう。

初心者にこそお薦めしたい良書だと思う。

参考までに目次の内容を下に列記しておく。

目次

PART0 こんな症状で困っていませんか?
 0-1 パソコンの困った! あんな症状、こんなトラブル

PART1 なぜパソコンは使い続けると調子が悪くなるのか
 1-1 パソコンを買ってきたときは、こんな状態
 1-2 ちょっと気になるハードディスクのこと
 1-3 パソコンを使い続けるとWindowsはどうなる?

PART2 なぜパソコンは遅くなるのか
 2-1 パソコンが使えるようになるまで時間がかかる
  2-2 サクッと動かない部分をなんとかしたい
 2-3 Windowsがノロマな亀になっちゃった?

PART3 トラブル発生! どこまで復旧できるか
 3-1 突然パソコンが起動しなくなったときはどうする?
 3-2 操作の途中でパソコンが止まってしまったら?
 3-3 こんな「困った!」には、どう対処する?

PART4 そなえあれば憂いナシ。賢いバックアップ法とは
 4-1 バックアップする前の下準備
 4-2 ファイルのバックアップと復元

PART5 リカバリー、そして使いやすいパソコンを作る
 5-1 リカバリーの直前・直後のこと
 5-2 Windows XPの再インストール
 5-3 リカバリー完了! でもまだ終わっちゃいけない

| | コメント (0) | トラックバック (1)

古いノートPCを再活用!?DOS用NDIS2.0ドライバが使える100BASE-TXのPCMCIA LANカード

しばらく前にconnect24h MLで紹介されていたのだが(投稿者の方による記事)、DOS用のNDIS2.0ドライバが添付されている100BASE-TX対応CardBus LANカードがあるらしい。

NETGEAR FA511がそれだ。ドライバサポートが「Windows 95/98/Me/2000/NT/XP NetWare Client for DOS/Windows RedHat Linux (6.2, 7.0, 7.1, 7.3) NDIS 2.0 for DOS など」となっている。


Norton Ghost 2003などバックアップ時にDOSベースで動くバックアップソフトを使ってLAN経由バックアップを行う場合にはLANカードがDOS対応していることが必須なのだが、現状で対応している製品の多くは10BASE-T止まりで、100BASE-TXのCardBus NICカードでDOSに正式対応している製品は実はあまり見当たらない。

そのような事もあってか、MLで紹介されたことで購入した人がそれなりにいたようだ。価格が安い事も手伝って、MLで紹介された直後にはAmazonの製品ページでも「出荷までに2~3日」となっていた。

バックアップに限らず、少し古めのノートPCではDOSベースのソフトを使って限定した用途に再活用することがままある。そういった場合には非常に有用な製品といえる。バックアップソフトでも最近のものは動作推奨環境が高めに設定されているソフトが多いので、少し古めのノートPCではDOSベースで動くバックアップソフトしか使えない場合も多い。特にCD-Rドライブなどがついていない1スピンドルPCなどを使っているユーザーにとって、この手のLANカードは貴重な存在といえるだろう。100BASE-TX対応であればなおさらである。

ちょっと古めのノートPCを再活用したい人にお薦めしたいLANカードだ。

FA511JP 10/100 CardBus NICカード
ネットギア (2003/12/12)
売り上げランキング: 716
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 100の世界へ


なお、現在Norton Ghost 2003は販売終了となっているようだが、現行バージョンのNorton Ghost 9.0にNorton Ghost 2003が同梱されているので必要な人はそちらを購入すると良いだろう。

ノートン・ゴースト 9.0
シマンテック (2004/10/15)
売り上げランキング: 980
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 3.5
5 バックアップだけでは勿体ない
3 マニュアルの悪さは伝統
2 従来のGhostから移行する価値あり?


ノートン・ゴースト 9.0 特別優待版
シマンテック (2005/01/21)
売り上げランキング: 234
通常24時間以内に発送


追記:GhostとPCMCIA NIC付き東芝製ノート型(ラップトップ)パソコンの互換性についてに見られるような事例もあるので、運用はあくまでも自己責任でおこなってほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

WindowsUpdateの前にはバックアップを忘れずに。

マイクロソフトが2月の月例パッチをリリースしたようだ。

マイクロソフト、2月の月例パッチをリリース--「緊急」レベルの脆弱性は8件 - CNET Japan

「緊急」レベルの脆弱性だけで8つほどパッチが出ているわけだが、緊急とはいえバックアップも取らずにいきなり慌ててインストールするのは止めるべきだ。数が8つと多めなぶん、書き換わるファイルも多いものと思われる。トラブルが起きた場合に現状の環境に即復旧できるようにするためにも、しっかりと起動ドライブのバックアップを取ってからパッチを当てるようにしたほうが良いだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Yahoo!ブログでバックアップに関するアンケートを行ってみる。

Yahoo!ブログにブログを作ってみた。あまり使い勝手がよいとは言いがたいが、投票(アンケート)機能がついているのはいいと思う。

そんなわけでYahoo!ブログを使ってバックアップに関するアンケートを取ってみたい。

ご興味のある方はぜひ投票を。

あなたのパソコン、中にあるデータのバックアップはしていますか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)