カテゴリー「心と体」の記事

こころはまどわしきものなり

Amigomr の徒然日記 : 功績が何であれダメなものはダメであるということを読んでいて、ふとフレーズが浮かんだので自戒も込めて書いておく。

めいよもほしいがかねもほしい
かねもほしいがこころもほしい
こころをつかむめいよがほしい
こころがほしきはこころなり
こころはほっせどあたえられず
ほっしたこころはかねにあらず
ほっしたかねはめいよにあらず
ほっしためいよはこころにあらず
だれがほっするそのこころ
こころがほっするそのこころ
ほっするおのれをほっさぬこころ
さてもこころはまどわしきものなり

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防災習慣を身に付けたい人に。

トラックバック野郎の記事からたどって来た人も多いと思うが、防災関係の本でよいと思われるものを発見したので記事にしておく。前回の防災関連の記事では書籍としてワールドムック マグニチュード手帳 改訂版を紹介したが、マグニチュード手帳はどちらかというと物の情報が中心の本である。

今回読んだ「大震災これなら生き残れる―家族と自分を守る防災マニュアル」は防災アドバイザーの方が書かれただけあって、その内容も非常に実践的。

「地震のときに机の下に隠れるのは間違いである」といった、普段私達が考えている地震対策の常識の間違いについての指摘など、大きな震災に遭ったことの無い人にとって「え?!そうだったの!」と驚く指摘も多く、非常にためになる。また、阪神淡路大震災・新潟中越地震・スマトラ島沖地震などで実際にあったが、ニュースなどでは報道されにくかった出来事の話など、最近の震災の実例を中心に心構えや対処法を詳しく解説している。

さらに巻末には防災チェックシートなども用意されており、実際の震災対策にも使える内容となっている。堅苦しいばかりでもなく、面白い防災マンガなどもちりばめてあり、読みやすい内容となっている。子供からお年寄りまで万人向けの書籍だが、特に女性が家族にいる方や一人暮らしの人にお薦めしたい。

大震災これなら生き残れる―家族と自分を守る防災マニュアル
山村 武彦
朝日新聞社 (2005/02)
売り上げランキング: 1,060
おすすめ度の平均: 5
5 “備えあれば憂えなし”

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上村愛子選手のブログのタイトルに思う、亀の歩み。

ブロードバンドウォッチの記事によると、フリースタイルスキーの上村愛子選手がブログを始めるらしい。

上村愛子のRoad to Torino.

え、トリノが終わったらブログも終りなんだろうか?まあそのときにタイトル変更すればいいだけではあるのだけれど。

ところで華やかな一般のイメージとは裏腹に、自分が彼女に対して持っているイメージは「亀」だったりする。"Slow and steady wins the race."って奴だ。

たいして英語が得意でもない自分がなんでこんなことわざを書いたかというと、最近買ったTシャツに上の言葉に続けてこんな一文が書かれていたからだったりする。

"The most glorious moments in your life are not the so called days of success, but rather those days when out of dejection and despair you feel rise in you a challenge to life, and the promise of future accomplishment."


「人生でもっとも輝かしい時はいわゆる栄光の時でなく、落胆や絶望の中で人生への挑戦と未来への完遂の展望がわき上がるのを感じたときだ。(Flaubert, Gustave)」

落胆や絶望を経験しているからこそ、その価値を知ることが出来るのだと思う。そしてそれを知っている人は土壇場で強い。「亀」の歩みでトリノに向かう上村選手も、そして上村選手が尊敬するあの天才肌の選手も、また。

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800台: これだけコンピュータがあっても・・・

ヌーベルブログより。
記事の本題からはずれているのだけど、ちょっとコメント。

ペンシルバニア大学で次のような実験が行われた。

800台のパソコンが並ぶ部屋で、人がどのように使うパソコンを決めているかを観察したのだ。

結果から言うと、人は800台コンピュータが並んでいたとしても、特定の1台か2台を選んで使うことがわかった。しかも、たとえ他のパソコンが空いていたとしても、順番を待ってまで使おうとした人がいたのだ。

つまり、人は特定のパソコンに愛着を持ち始めているのだ。

実験内容の原文を読んでいないので外しているかもしれないが、教室にある多くのPCの中で特定のパソコンにこだわる理由は結構いろいろあるはずだ。愛着というよりはそのPCに自分の作成したファイルを保存していたり、あるいは自分だけが使うソフトを勝手にインストールしているので他のPCでは意味が無い、とか。

もし仮に

特定のPCに愛着を持っている=特定のPC環境(その個人に合わせられたPC環境)に愛着を持っている
ということであるならば、シンクライアントやLiveCDによるPC環境でも良いことになる。最近ならUSBメモリによる使用環境の持ち歩きでもよいだろう。

あと、大学などで自由に席を選択できる環境で教育を受けたことのある人なら経験があるだろうが、800台の机とイスがあったとしても、いつも座る席というのは大差ない。なぜならいつもの席に行けば友達が近くにいるし、いつもの席なら勝手がわかる。例えは悪いが授業の途中で席を抜けるにはどのあたりの席がいいとか、なんとなく決まっているのではないだろうか。

したがって、パソコンに愛着を抱いているのかその席に愛着を抱いているのかが分からない限り、この仮説による議論は次に進めないように思える。

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