カテゴリー「ユーザビリティ・アクセシビリティ」の記事

9月15日~16日はmozilla24の日&フォクすけ捜索の日々。

いよいよ本番を迎えるMozilla 24だが、どうも直前になってフォクすけが逃亡したらしい。どうやら逃亡の手助けをした女性の存在があるようだ。

逃亡したフォクすけに関する情報についてはITmedia エンタープライズのトップページに「可能な限りリアルタイムで提供していく」とのこと。いったいフォクすけはどこにいるのか?そして逃亡の手助けをした女性の正体は?

会場のイベントに参加すればそれだけ確保の機会も増えるものと思われる。ぜひ皆さんも現場に足を運んで捜索に協力して欲しい。

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ココログの仕様改悪にみる、@niftyによる視覚障碍者の軽視。

いくつか書きかけの記事があるのだが、それよりも先に指摘すべき内容なので書かせていただく。

@niftyは視覚障碍者(しかくしょうがいしゃ)を軽視しているのだろうか?と感じさせる仕様変更がココログで行われた。ココログのバージョンアップに伴い、コメント書き込み時に画像認証が導入されたのがその変更である(詳細はブログ:ココログ:ココログサポート:ココログ通信第8回を参照のこと)。この画像認証については一般の健常者と思われるユーザーからもいくつか指摘がなされているが、それについては置いておく。

一番問題なのは、画像認証を導入した事で視覚障碍者をブログのコメントから排除する状況を作り出してしまったことである。アクセシビリティの観点から見て、これは改悪といわざるおえない。しかもどちらかというと劣悪な部類である。


ココログで導入されている画像認証は一般的にはCaptchaと呼ばれる手法であるが、画像内にある文字を目で読んで書き込むことで認証を行うため、画像を読むことができない視覚障碍者は認証作業を行うことができない。そのため結果としてサービスから視覚障碍者が排除されてしまうという問題が発生する。

この手法については過去にもGoogleやYahoo!などでユーザー認証の際に導入され、視覚障碍者から抗議の声が何度も上げられている。大きな問題としてニュースでも取り上げられたことがあるので、仕事上ユーザビリティやアクセシビリティに関わりがあるような人にとっては既に知られている事といってよいものである。

ITmedia News:アクセシビリティに扉を閉ざしたままのGoogle (1/2)
ITmedia News:アクセシビリティに扉を閉ざしたままのGoogle (2/2)
大規模サイトに潜むアクセシビリティの落とし穴:ITpro

@niftyクラスの企業にはおそらくユーザビリティやアクセシビリティの専門家もいるはずだが、なぜこの手法をブログのコメント欄に採用したのだろうか?


Captcha - Wikipediaにも解説があるが、「Captchaは機械可読ではないように設計されているので、スクリーンリーダのような一般的な支援工学のツールでは解釈できない。」という現状がある。視覚障碍者がスクリーンリーダを使っても認証作業を行うことができないのだ。

また、「Captchaが視覚的である必要はないが、現実問題として音声(聴覚)Captchaの開発は画像(視覚)Captchaよりも後れを取っているようなので、現状では有効ではないかもしれない。」という現状も指摘されている。

Yahoo!やGoogleではこの問題の解決方法として電話オペレーターによる認証作業代行を採用していると記憶しているが、ブログのコメント欄でこの方法を取るのは現実的だろうか?

ブログのコメント欄はYahoo!やGoogleのアカウント認証とは異なり、認証用のアドレスも一意ではないはずなので、一々どのブログのどの記事にコメントしようとしているのかをオペレータに教えなければならないといった手間がかかる。またブログの書き込みはアカウント認証と比べても圧倒的に数が多い。記入数などを考えてもオペレータに頼る手法は現実的ではないだろう。

つまり、現状の仕様ではブログのコメント欄に画像認証を採用されると視覚障碍者は手も足も出ないことになる。


このように著しく視覚障碍者の発言権を阻害し、アクセシビリティを低下させる手法であることは明らかである。にも関わらず、この仕様を続けるのであれば、@niftyの企業としての見識も問われることになる。

@niftyの親会社である富士通はユーザビリティやアクセシビリティへの取り組みやツールなどの成果を公開しているが、こういったことが起きると親会社の姿勢まで疑われることになりかねない。


もっとも、他の認証方法が無いわけでもない。Captcha - Wikipediaに書かれている内容に次のようなものがある。

何かのテキストの意味を理解するような、他の種類の課題もCaptchaとして用いることができる。例えば、論理パズルや常識問題、パスワードそのものでなくバスワードの構成法を教える、などである。

それ以外についてもいくつか方法が考えられるとは思うが、いずれにしても特定の条件を持ったユーザーを排除することは避けなければならないので、複数の方法から選択できるようにするなどの工夫が必要になる。

物作りの経験をもつ古河社長であれば、こういったことはよくお分かりのことかと思う。であればこそ、ユーザの視点で見る習慣を思い出していただきたい。

Crossing Fingers/クロッシングフィンガーズ: セキュリティとアクセシビリティでも言われているが、「できれば安易に導入するのではなく、誰もが使えるセキュリティシステムを目指して欲しいと切に願う。」という言葉を念頭に置きつつ、早急に改善策を導入していただきたいと願うものである。


他ブログの関連記事:
豆雷太  記: 当ブログをご覧いただいている皆様へ(長文)
空とぶ海猫亭: コメントの逐次検証は不要etc.
世の中は不思議なことだらけ: 新ココログのスパム対策

追記:ココログスタッフの方々へ。当然であるが、ココログには視覚障碍者と思われる方のブログも存在する。今回の改悪はそういった方々の権利も阻害しているといったことを忘れないでほしい。彼らも大切なユーザーなのだから。(※なお、私自身は健常者である。)


2006年4月3日:追記

2006年4月8日:追記

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ロボット製作を楽しめる「レゴ マインドストーム」の一般向け基本セットが最終出荷に。

MYCOM PC WEBの記事によると、手軽にロボット製作を楽しめることで有名な「レゴ マインドストーム」だが、一般向けの基本セットが最終出荷となったらしい。在庫がなくなり次第販売終了との事。

10月以降に新製品が登場してくるようだが、「現在のマインドストームが、レゴブロックという素材を生かして、ロボットをデザインするなどのアイディアをいろいろと楽しめたのに対して、新しく登場してくるマインドストームは、より制御に重点を置いた製品になる」ということなので、ロボットデザインのアイディアを生かすという意味では制約が出てくるのかもしれない。できればデザインも楽しめる製品でありつづけてほしいところだ。

なお、Amazonでは3月17日現在、2~3日で配送となっている。ロボットデザインを楽しみたい、子供に買ってやりたいといった人は早めに確保しておいたほうがよいだろう。

関連記事
オープンソースの『レゴ・マインドストーム』が大人気(上)
オープンソースの『レゴ・マインドストーム』が大人気(下)

参考になるサイト
MINDSTORMS 情報局
レゴの部屋


レゴ マインドストーム 基本セット 2.0 3804
レゴ
売り上げランキング: 1,352
おすすめ度の平均: 5
5 誰でもロボットがつくれる


追記:マインドストームはプログラム自体を組む事ができるので、その辺りを解説している書籍も多いようだ。


マインドストーム・プログラミング入門―LEGOでメカトロニクス/ロボティクスを学習する
ブライアン バグナル Brian Bagnall 長瀬 嘉秀 二上 貴夫 テクノロジックアート
CQ出版 (2004/07)
売り上げランキング: 79,680
おすすめ度の平均: 5
5 マインドストームを真剣に学ぶ人にお勧め


LEGO MINDSTORMSパーフェクトガイド―ロボット開発キットで遊ぼう
Jin Sato 牧瀬 哲郎 衛藤 仁郎 白川 裕記 倉林 大輔 古川 剛
翔泳社 (1999/07)
売り上げランキング: 313,400
おすすめ度の平均: 5
5 真の理解とは経験を通して得られるものである


Joe NagataのLEGO MindStormsスーパークリーチャー
Joe Nagata
オーム社 (1999/12)
売り上げランキング: 55,109
おすすめ度の平均: 5
5 LEGOでこんなことができるとは!


Joe NagataのLEGO MINDSTORMSロボット入門
Joe Nagata
オーム社 (2002/02)
売り上げランキング: 44,585
おすすめ度の平均: 4
4 初心者の方にお勧めです!!


Joe NagataのLEGO MindStormsドロイド&ロボティクス
Joe Nagata
オーム社 (2000/05)
売り上げランキング: 69,312
おすすめ度の平均: 5
5 基本キットだけでできる歩行ロボット
5 広がるロボットの世界


Jin SatoのLEGO MindStorms鉄人テクニック
Jin Sato
オーム社 (2000/06)
売り上げランキング: 119,204
おすすめ度の平均: 3.67
5 真の理解とは経験を通して得られるものである
3 LEGOの世界がこんなに深いとは
3 レゴのノウハウがいっぱい


LEGO MindStormsマスターへの道
Jin Sato Joe Nagata
オーム社 (2000/10)
売り上げランキング: 111,560
おすすめ度の平均: 4
4 マスターへの道は遠い


MINDSTORMS BOOK―レゴブロックでロボット作り
古川 剛 レゴジャパン
日経BP社 (1999/12)
売り上げランキング: 324,102


LEGO MINDSTORMS ラーニング&プログラミングガイド
D. ボーム David Baum 川森 真吾 田村 弘昭 清遠 陽介
シュプリンガー・フェアラーク東京 (2001/06)
売り上げランキング: 109,374
おすすめ度の平均: 4
5 LEGOマインドストームRIS をもてあまし気味のアナタに
3 マインドストーム英語版の解説書です


改訂 レゴのしくみで遊ぶ本
五十川 芳仁
ソフトバンククリエイティブ (2001/10)
売り上げランキング: 23,447
おすすめ度の平均: 3.83
5 勉強になりました。
5 テクニック部品の教科書です
1 イメージがちがいました。


MINDSTORMSの世界―ロボティクスにチャレンジ
GEODESIC レゴジャパン
ローカス (2000/01)
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MindStormsで遊ぼう―レゴをパソコンでコントロール
石田 豊 たかしま てつを
毎日コミュニケーションズ (1999/07)
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LEGO MindStorms ロボット開発講座
石川 恭輔 倉林 大輔 梅田 和宏 Joe Nagata
翔泳社 (2000/03)
売り上げランキング: 179,961
おすすめ度の平均: 5
5 マインドストームの良き解説書


以下の書籍はマインドストームではなくレゴ全般向けらしい。

LEGO bookmuseum Vol.1
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北本 水晶
扶桑社 (2003/07/02)
売り上げランキング: 6,364
おすすめ度の平均: 4.78
4 すべてのレゴを網羅するにはあと何冊必要なのだろうか?
5 VOL.2が待ち遠しい
5 日本語のレゴ本では一番完璧


レゴの本―創造力をのばす魔法のブロック
ヘンリー ヴィンセック 成川 善継
ブッキング (2004/09)
売り上げランキング: 47,067
おすすめ度の平均: 4
4 復刊書です


レゴで遊ぶ天地創造ものがたり
ブレンダン・パウエル スミス Brendan Powell Smith
二見書房 (2004/12)
売り上げランキング: 148,873
おすすめ度の平均: 4
4 ハワイアンなアダムとイブに、ルークなヨセフ!
4 レゴと物語のギャップさ


レゴの世界
レゴの世界
posted with amazlet on 06.03.18
レゴ社 レゴジャパン
東京書籍 (2000/04)
売り上げランキング: 496,834
おすすめ度の平均: 5
5 レゴビルターになりたくなる!

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もんたメソッドは音声ブラウザだとどうなる?

高橋メソッドに続き、ちまたのネット界隈で「もんたメソッド」なるものが注目を浴びている。TVでよく使われるフリップに書かれた文章を中抜き(「○○の効力が」といった形)したものを指すらしいのだが、これをプレゼンやブログなどに適用しているらしい。以下のサイトで動画による解説が公開されている。

bricklife.weblog.*: 「もんたメソッド」は○○なプレゼン手法だ (説明ムービーなど)

すでに各種の方法が試されているようで、高橋メソッドでも登場していたFirefoxなどでXULを利用する方法もあるようだ。

ところで、ブログなどで文字と背景色を同系統にする方法もあるようだが、これは音声ブラウザではどうなのだろうか?読み上げたときに中抜きとして認識されないのではもんたメソッドを使う意味がない。また正解を入れた状態が後で参照できる状態であることが大事なので、単にキーワードを入れない、というのは意味がない。

まあやり方はありそうな気もするが、音声ブラウザでももんたメソッドを有効にするとしたら、一体どんな方法があるのだろうか?

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「続きを読む」の替わりに実装するとすれば

antipop2.0 - 「続きを読む」と、Blog のユーザビリティ.のコメント欄に

単純に文章の最初に全体の概要を簡潔に書くという英語圏でよくある習慣が、日本だと一般的ではないからでは。

という指摘があった。それを逆手にとって結論を最後に書く日本語圏の習慣に合わせた「前文を読む」などの実装があってもよいのかもしれない。

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bk1リニューアルについての感想とお願い。

オンライン書店のbk1がリニューアルされた。既にいろいろな方がブログ上でbk1 リニューアルについて感想を述べている。スタッフは多分てんやわんやな状態で一つ一つ見ていくのは大変なんだろうが、ぜひ内容をチェックしてほしい。

個人的には、リニューアル時にプレスリリースを打って「bk1リニューアルについてトラックバックでご意見募集」なんてやってくれたらよかったと思うのだが、まあその辺は人的リソースの問題もあるので難しいかもしれない。

さて、サイトを見て気が付いたのはやはり動きが軽くなったということ。まあ以前が重すぎただけだともいえるが。トラックバックの機能など、bk1.jpと統合した事で色々なメリットが生まれてくるように思う。bk1.jpで採用した、ブログの仕組みを利用した展開に期待したい。もうひとつはクッキーを無効にした状態でもコンテンツの参照ができるようになった事。セキュリティ上の問題でクッキーを無効にすることもあるので、全ページでのクッキー要求が無くなったのはありがたい。

URLに関しては以前の長ったらしいものと比較すると非常にすっきりした印象になった。ただ、AmazonのようにISBNがURLに含まれていないのは使い勝手の点でイマイチに感じる。

RSS配信サービスについてだが、RSS auto-discoveryの仕組みが導入されていないのが気になる。最近のRSSリーダーでは必須の機能になりつつある。登録時のユーザー側の工数を減らす意味でも、各分野のページでRSS auto-discoveryが機能するようなるとよいのではないだろうか。

RSS auto-discoveryについての関連記事:
ITmedia エンタープライズ:特集:第1回 RSSの要約配信はさらに加速する (4/6)
複数の RSS を RSS auto-discovery で提供するには

それとオンライン書店ビーケーワン:最近届いたトラックバックにもRSS配信があってもよいかもしれない。できれば分野ごとのRSSになっていると助かる。もしRSSへの直リンクを用意するのであれば、RSS を XSLT で html に変換して見栄え良く表示する手法を導入してほしい。でないと、RSSへの直リンクをクリックするとRSSがタグのまま表示されてしまい、RSSを良く知らない人がびっくりしてしまうからだ。

なお、簡単リンクくんについては以前のものとはURLが変更されている模様

最後にMozilla Firefoxがらみの話題だが、リニューアル後の機能の一つとしてFirefox用bk1検索公式プラグインを用意してもらえないだろうか。更新機能を入れたものを用意していただけると今後のリニューアルにも対応しやすくなると思うので、ぜひご検討いただきたい。

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WYSIWYG型という便利さがもたらす罠。

ブログサービスにおいて、WYSIWYG型エディターの採用によって生じるリスクについての文章。

WEBデザイン_::発見録::_ | WYSIWYG型がブログをダメにする?

本来の文章構造を無視した色の指定や文字サイズの変更を行う事によって生じるリスク、特にテンプレートの意図するデザインを無意識に壊してしまう事によって発生するユーザビリティ上の問題を指摘している。

記事中では主に晴眼者の場合に発生する問題について触れられているが、同様の事は視覚障碍者の読者の場合にも発生するように思う。強調する部分を大きい文字にしたり色をつけたりする事は晴眼者には一見わかりやすいように思えるが、視覚障碍者が音声読み上げソフトを使って参照した場合には色やサイズ指定までは把握できないのではないだろうか。

またこれはユーザビリティの話題ではないが、WYSIWYG型でフォントサイズや色の変更をやたらに行う文章を書く事で生じるのは読者の側に与える影響だけではないということにも触れられている。

文章の世界で強調を行おうとする場合には文体を変えることで強調したり何らかの隠喩を使うなどいろいろな工夫が存在するが、色に頼ったブログを書いているとこういった工夫をせずとも強調した文章を書いた気になってしまう。文意を読む限りでは強調した部分はないとしても、だ。その意味では書き手の文章力そのものにも影響を与えるという意見はもっともだと思う。

もっとも、これはテキストエディタとワープロソフトの比較でも同様のことは昔からあるわけで、昔からPCを使いこなしてきた人にとっては当たり前すぎる話ではあるのだが。

WYSIWYG型という便利さがもたらす罠に引っかからない為に、作り手や書き手によるより一層の気配りが必要になっていくのは便利さゆえの必然なのだろう。逆にいえば、そういったバランスに配慮をしさえすれば、WYSIWYGは書き手の力強い見方になってくれるに違いない。

関連:ココログスタッフからのお知らせルーム: リッチテキストエディタが搭載されました!

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レッツノートブログが「次のレッツノートに望むこと」を募集中。

Panasonicが期間限定でレッツノートブログなるものを運営しているらしいのだが、そこで「次のレッツノートに望むこと」を3月29日まで募集している。当方はThinkPadユーザーであり次にレッツノートを買うと確約するものではないが、「既存のThinkPadユーザーが購入候補に上げるとすれば」という仮定の元に書いてみたいと思う。

  • LANポートの1G対応。もはや1ギガ対応は当たり前。
  • ポートリプリケータへの対応。コネクタなどの管理を楽にする意味でも、ThinkPadのように本体を載せるタイプのポートリプリケータを用意して欲しい
  • バックアップソフトの標準搭載。ThinkPadでは既に実現している。WindowsOSの付属ソフトではいささか心もとないし、バックアップ環境の充実・多様化を計る意味でもソフトをつけるべきだと思う。USBメモリからバックアップソフトを起動する形式で、VPN経由でのバックアップ・データリカバリーができれば完璧か。
  • スイッチ類に関するユーザビリティ面での見直し。現行製品のスイッチ類の配置・形状は指が不自由な人には「使うな」と言っているのに等しい。ThinkPadの電源スイッチの場合、極端な例だが乙武氏のように手足がない人でも口にくわえた箸一本でスイッチが入れられる。
  • トラックポイントの搭載。ThinkPadユーザーのわがままではあるのだが、東芝が出さないのなら松下にぜひ出してほしい。
  • ハードディスクの換装がワンタッチで出来るようにしてほしい。レッツノートでCDを取り出すときのようにハードディスクが取り外せたら楽なのだが。
  • キーボードの見直し。配置はともかく、打ち込んだときにペタペタ・パシャパシャと音がするのは勘弁してほしい。
  • ATOKの標準搭載。ジャストシステムとのくだらないアイコン訴訟が解決(訴えを取り下げる)したら、ではあるが。
  • 国際保証の標準対応。世界でビジネスマンに使ってもらう製品ならばこれが当たり前。

以上。ThinkPadユーザーのわがままが多分に含まれてはいるが、ThinkPadがレノボに移る以上移行先を検討しなければならないと感じているThinkPadユーザーが多いのは事実なので、思い切って書いてみる事にした。

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未来の手書きPDAの夢。

今宵ある夢を見た。

銀色の横型PDAらしきその物体は、何故か少し懐かしい色を醸し出していた。

左右非対称なその物体は縦に開くと1枚の画面に変化する。本体外側の黒い縁に窪んだ部分があってそこに丸いボタンがいくつかあるが、画面側にキーボードは無いようだ。

開いた瞬間にソフトが立ち上がり、メールを書くように促される。画面の中に存在する、未来のソフトはどうやら秀丸の系統のようだ。未来の秀丸エディは縦書き対応で手書きモード搭載のPDAらしきものに載っている。

縦書き横書きのした1行の部分をタッチペンでドラックすると、手書き文字が一行分そのまま横書きに変換される。書いた文字は手のひらをかざすとその部分だけ消す事が出来てそのまま通信ソフト(メールソフト)にもなる。

色は両脇が黒で本体は銀色、パネル部分も銀色系。サイズは横開き20cm、縦10cm。最近見かける電子手帳に近い印象だ。厚みは閉じた状態で1cmほど。左右非対称なのは大河ドラマで源義経を演じるタッキーこと滝沢秀明がCMしている水にぬれても大丈夫なデジタルカメラに似た影になるからだろうか。

でもその時点では古いハードウェアのようだ。

余分なメニューは一切なしに直感的に操作できるところから見て、TRONの系統なのであろう。またe-Book的なインターフェースであるようにも思える。


こんな夢を見たのは今手元に以下の本があるからなのかもしれないが、ちょっと懐かしい気分になったのはきっと一昔前のPDAに近い物体感を感じたからなのかもしれない。

ユビキタス、TRONに出会う―「どこでもコンピュータ」の時代へ
坂村 健
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4 世界に誇るTRON


ブック革命―電子書籍が紙の本を超える日
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4 電子書籍は脅威なのか
4 「電子書籍とその周辺」 の現状と動向を概観したい方に
3 出版業界は一度つぶれてしまった方がいい


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おすすめ度の平均: 5
5 コレもかわいいかも


追記:このあたりのニュースも関係あるのだろうか?(夢なのに?)
ITmediaモバイル:デジカメやPSP、携帯が電子本に早変わり~ボイジャー
ボイジャー、携帯などへの書き出しが可能な電子書籍ビューワー

2005年3月16日追記1:通信機能があるところを見ると、こんなニュースも関係しているかもしれない。
Sankei Web 産経朝刊 ドコモ、携帯にPDA機能 キーボード付き 今夏発売(03/13 05:00)

2005年3月17日追記2:改めて読み直してみると意味不明の部分が多々あり。やはり夢で良い事見たから書いておこうというのは浅はかな行動か。読まれた方には申し訳ない。

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「シニア/中高年向け」に特化する意味はあるのか?

「シニア/中高年向け」って言ってる段階でなんかズレてるような気がする - Webビジネスコンサルタントのネタ帳より。

株価の予想は当たらないものの代表格だが、向こう数十年程度の人口動態の予測はだれがやっても当たる。なぜならもうみんな生まれているから。宇宙人の侵略とか核戦争とか伝染病の大流行とかでもない限り100%の確率で高齢化社会はやってくる。

そろそろ普及するか、「中高年/シニア向け」サイトの今後に期待 (2005/2/)

で、なんでもかんでも「シニア/中高年向け」がビジネス上のキーワードになるわけだが、ことWebサイトについてはこのキーワードだけでモノを考えても無駄だ。 シニアは「シニア向け」サイトを使うのではない。自分にとって便利で使いやすいサイトを使う。それだけのことだ。 シニア向けを前面に出したところで年寄り扱いするなと反感を買ってすぐおしまいだ。重要なのは、誰でも使いやすいサイトをつくることであり、シニア向けにつくることではない。これはよく似ているが、決定的に違う。

まあ当たり前すぎる話だが、年寄りを頭ごなしに年より扱いするのは嫌われるだけってことだろう。年寄り扱いするよりも、誰でも使いやすいようにさまざまな心配りをされる方がよほどよいと思う。そういうことがよくわからん、という御仁は使いやすさを考えてみる。あたりの過去ログでも読み込んでみる事をお薦めしたい。関連記事もあるようだ。

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