アマゾンの防災コーナーで買える、携帯充電機能付の手回し充電対応ラジオライト。
最近の防災グッズでよく見かけるものに携帯電話を充電する為の機材がある。避難所などで長期避難をするような場合、携帯電話が重要な連絡手段になることは既に新潟や福岡の地震で証明されているので、こういった機材は今後ますます必需品となるだろう。
そんな傾向を反映してか、Amazonにも 防災グッズのページができているらしい(ネタ元:[N] Amazon 防災グッズ)。
というわけで、さっそく防災グッズのページで充電用の機材を探してみた。TVニュースやジャパネットたかたなどで紹介されて有名になった手回し充電たまごが紹介されている。やはりアマゾンでも売れ筋商品になっているようだ。
当方も早速購入を、と思ったのだが、その前に同様の機能を持った製品はないか検索してみた。すると、手回し充電たまごのほかに、防水機能などが加えられた東芝エルイートレーディングのキュートビートや株式会社ヤマタニのダイナモ防滴トーチラジオ "D"などを見つけた。
災害時には屋外に避難することも考慮しておかなければならないので、防水設計は非常にありがたい。これらの製品は防水対応の他、乾電池での使用も可能になっている(手回し充電たまごは自力で手回し充電しないと使えない)など、細かい部分でも使い勝手が良くなっているようだ。
ダイナモ防滴トーチラジオ "D"では乾電池での利用のほかにAC/DCアダプター(別売)での利用も可能になっている。キュートビートはイヤホン端子を内蔵しているほか、赤と白の二色が用意されている。イヤホン端子は避難所生活を考えると必須なので、その点ではキュートビートの方がよいかもしれない。サイズはダイナモ防滴トーチラジオ "D"が105×50×100mmであるのに対して、キュートビートは幅115×高さ77×奥行55mmとなっている。キュートビートの方がサイズが小さい分、多少持ち歩きやすいかもしれない。価格はいずれも手回し充電たまごより安いので、気に入ったほうを購入すればよいだろう。
※無印良品ネットストアの防災セットに入っている充電ラジオはキュートビートのようだ。
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ヤマタニでは、自動車からの緊急脱出用時に利用できるダイナモラジオライト "エスケープ"や、太陽電池を内蔵しているマルチパワーステーションなど、手回し充電機能対応のラジオライトを他にもいくつか製造している。
ただ、マルチパワーステーションはお姫様の耳はロバの耳: 防災グッズ大丈夫だっけ?での
「とにかくでかいっ!当然、ウエストポーチにはおさまるはずもなく、これを持って逃げるところを想像するとちょっとぞって感じでした。」という評価やsomething about 2005: 貧相な仕上げでの指摘、防災:明日は我が身: マルチパワーステーションでのテスト結果などを見ると、万人向けとはいえないのかもしれない。とはいえ、そのデザインと多機能性はやはり魅力的。「日頃使っているものが、いざというとき防災グッズに変身する」というコンセプトは「使おうと思ったら故障していた」を防ぐという意味において非常に的を得ていると思うので、後継製品をもう少しきっちりと作りこんでくると評価も変わるのではないだろうか。
※マルチパワーステーションは現在アマゾンで販売されていない模様。
東芝やヤマタニ以外の製品にもいろいろあるようだ。カカクコムの災害時に役立ちそうな、発電ラジオ&ライト特集でも各メーカーの様々な製品が紹介されている。その他には手動携帯充電器 レスQ隊など携帯性の高い製品もあるので、自分にあったものを選択するようにしたい。
もっとも、地震の場合は充電器さえあればいいというわけでもない。とりあえずとっかかりとしてワールドムック マグニチュード手帳 改訂版でも読んで、必要なものをチェックしておくといいかもしれない。
ワールドフォトプレス (2004/12/08)
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2005年8月6日追記:
- 問わず語り:気になるたまご。の記事で、東芝エルイートレーディングのキュートビート(TY-JR10-W)について、
持ち手のないデザインが見た目は可愛いんだけど、もしかしたら引っ掛けておく、ってのが出来ないかもしれない?(キャンプの時のこととか思い出してもらうと判ると思うけど、テントの中とか野外生活って、引っ掛けてぶら下げる、ってのが結構重要視されたりするんだよね)携帯電話みたいにストラップをつけることが出来るようになってるといいけどなー。
と書かれているが、製品紹介のページに付属品としてストラップが記載されている模様。ちなみに、手回し充電たまごにもストラップはついているが、充電たまごのストラップは光るストラップらしい。 - ポンチ生活記:手回しラジオ(東芝エルイートレーディング・TY-JR10W)の写真を見た感じだ、とライトの明るさも一応使えそうな感じ。
- 地震に備え、救急ラジオ。東芝TY-JR10|「モノ」が好き!によると、携帯電話への充電は一部機種(Infobar等)に関して対応していないとの事。適合機種一覧で確認の上、購入の事。
- 気になる商品 | TOSHIBA 充電ラジオ TY-JR10-Wによると、
携帯をローミングして海外に持って行く場合、これも一緒に持って行けば、携帯に充電する時、電圧の違いを気にすることもない
と。電圧の違いは家電製品にとって結構怖いので、いいアイディアかもしれない。 - こんなものも発見。→ソーラー&ダイナモ・ラジオライト Solar & Dynamo Radio Light f-planning, Inc.
2005年8月20日追記
- TY-JR10にストラップをつけた状態の写真あり⇒あさなゆうなに:地震対策しなきゃ。(汗)
- TY-JR10を海外旅行で実際に使った人によるレビュー。ライトはちょっと暗め?⇒充電手巻きラジオ「TY-JR10」レビュー。
2005年8月21日追記
- TY-JR10について、興味と妄想: 感動的に便利(泣)(日記・雑記)では
ハンドルを回しっぱなしで充電、もしくは、本体の充電池から電源を供給して携帯を使う。
と書かれているが、メーカーの商品説明ページには「※乾電池では携帯電話への充電はできません。」とある。当方も当初は電池で充電できるものと勘違いしていた口なのだが、携帯電話の充電に関しては手回し充電たまごと同様手回し充電のみとなる。 - 乾電池からの充電はユーザーニーズとしてはあると思うが、電池からの充電の場合、携帯メーカー保証外の行為となる。東芝は携帯電話も製造しているので、その辺りは仕方がないのかもしれない。
2005年8月22日追記
- 興味と妄想: 感動的に便利(泣)(日記・雑記)のコメントで
私は、「本体の充電池から」であり、「乾電池から」とは書いていません。充電している間は「たまご」同様、手回しっぱなしであり、充電ではなく通話には充電された本体の充電池が使える、という意味なので、伝わりにくかったようですが、間違いではありません。
とコメントをいただいた。明らかに当方の誤読なので謝罪するとともに訂正させていただきます。大変失礼致しました。
2005年8月25日追記
- TY-JR10のサイレン音が聞ける記事発見(サイレン音は2ページ目にリンクあり)。同梱物等の写真もあり。⇒"災害時に大活躍しそうな超万能ラジオ:TY-JR10"
2005年9月6日追記
- ココログのトラックバック野郎で防災に関するお題がでている模様。参考になる記事が多いかと思うのでリンクしておく。ブログ:ココログ:トラックバック野郎:これで安心!? 防災対策:@nifty
2005年9月13日追記
- アマゾンで買える携帯充電機能付の手回し充電対応ラジオライトとして、DRETEC 手回しケータイ充電ラジオ PR-306BKを追記。パッと見たときのデザインが昔のラジオに近いかも。防水機能はなし。価格は安め。
2005年9月21日追記
- アマゾンで買える携帯充電機能付の手回し充電対応ラジオライトとして、くるくる非常灯スタンダード (サイレン・赤色灯・携帯充電機能付)とくるくる非常灯デラックス (ラジオ・サイレン・携帯充電機能付)を追記。携帯電話への手回し充電・ラジオ・サイレンの他、蛍光灯とLEDが付いている。デラックスの方は太陽電池も内蔵している。
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コメント
最近は手回し充電対応ラジオライトも数が増えましたね~。なんかかわいいのがいっぱいあるっ(゜ロ゜;ノ)いいな~
私はもう買ってしまったので、選ぶ楽しみを共有できないのが残念です。
中越地震直後に、マルチパワーステーションを買った時はこんなに選択肢はありませんでした。マルチパワーステーションは、ウェブ上で見る分にはデザインも悪くないんですが、やはりちょっと大きいのが難だったかも。充電たまごはちっちゃい上、少しの手回しで、相当長い時間ラジオが聞けたのでよいと思います。東急ハンズには両方置いてありましたよ。
そのうち、バックに入れて持ち歩けるサイズのがでるといいんだけどな~。そしたら喜んでまた買っちゃいます!
投稿: ろば耳 | 2005/08/05 21:02
コメントありがとうございます。
手回し充電たまごが名前でかわいらしさをアピールした分、キュートビートはかわいいデザインを狙ったんでしょうね。重さが260gと手回し充電たまご(250g)とほぼ同様で大きさも幅115×高さ77×奥行55mm(手回し充電たまごは幅117×高さ81×奥行65mm)と片手に乗っかる程度のサイズですから、予備に買っておくというのもあるかもしれません(と購入をせかしてみる(^^;;)。
個人的には携帯の充電が実測でどの程度できるのかが気になりますね。疲れない程度で充電できるといいかな、とは思います。
投稿: Kazabana | 2005/08/06 00:46
TBありがとうございます!
企業におけるコンティンジェンシープランの重要性はもちろんのこと、家庭でのコンティンジェンシープランも早いうちに計画しておかないと、いざというとき困りますよね。
投稿: stress83 | 2005/08/21 05:27
コメントありがとうございます。コンティンジェンシープランって日本語だと「非常時計画」といった訳でよいのでしょうか?確かに家族間で共通の認識が持てているかどうかというのは大きいかもしれませんね。いざというときの対応速度が違ってくるでしょうし。うちもいろいろ見直さないと(^^;;。
投稿: Kazabana | 2005/08/22 21:42
先日はご訪問、ご意見、有難うございました。
防災グッズには正に今右往左往していますが、東芝「キュートビート」君には概ね満足しています。
私も、東急の通販カタログで「手回したまご」を初めて知り、ものすごくグラッときたのですが、「5000円」のラインが微妙でしたので、類似商品をAmazonで検討して、やはり「普段から使っていられる」と、価格を重視しました。(手回したまごは、デザインとネーミングが強いですね。取っ手があるのもいいのですが、これが意外に邪魔だったりするかも)
ストラップは、携帯ストラップと同じ形状、長さですが、引っ掛けて吊るすには何とか間に合うでしょう。どうしても首から提げたい場合や長さが必要なら、市販のネックストラップを使ってもいいし…避難生活をアウトドア生活の一つ、と建設的に考えるなら、長めのストラップや紐が必要ですね。
ちなみに、このキュートビートは、音がブツ・ブツ・ブツと切れ始めたら充電切れのサインです。
「もういいだろっ」というぐらい、1分弱手回しして、忘れた頃(30分ぐらい?)で切れます。
マルチパワーステーションも同じ東急のカタログにあって、かなり惹かれました。ライトの明るさと、立てれば電気スタンドになる、は魅力です。でも、レビューにある通り、大きいのと、普段使う理由がないのがネックですね。
使うかわからないものだからそこそこの価格でいいか?いざという時に命を預けるからケチってはいけないのか?
防災に特化すべきか?普段から使えて「慣れる」を優先するか?
何やら、価値観を問われます(^^;)
投稿: 高野正宗 | 2005/08/24 20:25
高野さんコメントありがとうございます。先日は失礼しました。
手回し充電たまごは以前テレビ東京のワールドビジネスサテライトの「トレンドたまご」というコーナーで紹介されたこともあって、結構あちこちで紹介されましたから、その分知られているというのはありそうです。
WBS 2003年3月7日放送内容:まわして充電
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2003/03/07/toretama/tt.html
※リンク先の動画だけでもいい宣伝になってますね。
マルチパワーステーションは「普段は寝床に置いて電気スタンドとして使う」というのが一番よさそうな気もします。が、そうするとACアダプタが必要になるでしょうから、別売りのACアダプタを買い足すことになってしまい、更にお金がかかるのがネックかも。
キュートビートですが、やはりお手ごろ価格で普段使いができるというのが大きなポイントですね。実際、手回し充電たまごよりキュートビートの方がアマゾンのレビュー数も多いですし、普段使いとしての評価もそこそこよいようです。旅行や山登りに持っていく人もいるところをみると、ストラップは携帯用よりデジカメ用のもののほうが重量的に適しているかもしれませんね。
あとは携帯の充電用コードが手動携帯充電器 レスQ隊で採用されている三股コネクタタイプになって、本体内に収納できるようになると完璧でしょうか。三股コネクタなら変換コネクタも要りませんし、本体収納ならいつも持ち歩けますので、コードも無くさないで済みます。
いざというときにコードが無くて充電できなかったらしゃれになりませんから、各社ともこの辺りを改良してもらえるとありがたいですね。
投稿: Kazabana | 2005/08/26 00:54
はじめまして。
防災の日という事で、以前から興味を持っていた、充電ラジオを検索していくうちに、こちらにたどり着きました。
最初、無印の防災グッズでラジオを見かけて、欲しくなったのですが、ラジオ単体でもあるはずだと、探していたら、無印のラジオは東芝のキュートビートらしいとのこと。欲しいなと思っています。
とてもくわしく書かれていて、参考になりました。ありがとうございます。
トラックバックと、自分のブログでもこちらにリンクさせていただいたのですが、もし不都合ありましたら、ご連絡ください。
投稿: キダガラス | 2005/09/01 18:24
キダガラスさん、トラックバックとコメントありがとうございます。
本日は防災の日ということもあって、色々なサイトで防災について取り上げられていますね。この記事は8月上旬に書いた記事ですが、当方の記事経由だけでも結構な数の手回し充電ラジオライトが売れているようです。いままでブログでいろいろな製品を紹介してきましたが、二桁も売れたのは初めてです。防災関連のニュースが多い事もあってか、やはり皆さん気にされているんですね。
Amazon経由でもそうだったのですが、近場の家電量販店でも赤より白のキュートビートが売れているようです。私見ですが、防災用品であることを考えると、火をイメージする赤よりは心の落ち着く水色や緑の方がいいのかもしれません。
投稿: Kazabana | 2005/09/01 22:09