不味そうに見えて実は美味い食べ物を食べさせる為の工夫とは?
Turbolinuxいただき日記:食べなければ、その味は永遠にわからないより。
ここしばらく話がTurbolinuxから離れてしまっているので、今日は弊社の近況など・・・。ご存じの通り今月28日から、弊社の新しい一般市場向けのLinux OSである「10 F...」の出荷が始まる。
今は粛々と、その出荷に向けての準備作業が進んでいる。
反応はかなり良くて、我ながら楽しみである。とは言いながらも、弊社が攻めねばならぬ砦の高さに目がくらみそうになることもある。
市場の99%を独占しているMS城は、当たり前であるが、とんでもない代物(城物と掛けているのはお気づきか?)であることは間違いない。ようやくその砦に小さな梯子がかかり、数人ずつの規模で砦に囲われている人たちを「自由な世界」に解放している・・・今はそんな感じだ。
この梯子を10倍、いや100倍にしたいし、いつかは城門をこじ開けてやりたい。
・・・そのためにはどうすればいいのか・・・この難問に目がくらくらする。
少し前の記事でMozillaの普及について触れたが、Linuxにおいてもやはり公共機関や教育機関が普及の糸口になるのではないだろうか。国の脱Windowsの動きを考えれば、やはり「公共機関でLinuxが使える」という実績を作っていくことが重要になってくる。その意味でも公共機関にLinuxを導入しやすくなるような環境作りを行う必要があるだろうし、またそういった場所で必要なツールは何かを調べつづける必要があるだろう。
例えばツールの場合、Linux上で動く学校のLAN管理用ツールを作っている人がいるが、こういった学校向けのツールを提供することも必要になる。ツールそのものをTuboLinuxに装備することも必要だが、この手のツールはクローズドにせずオープンソースとして提供すべきだろう。そうしないとフィードバックが得られにくいのではないかと思う。
それから教育現場の人が参加しているMLなどを見るとよくわかるのだが、学校というのは意外と情報リテラシーの格差が広がっている職場である。必ずしもPCの扱いにたけた人が管理者でいつづけるとは限らないので、管理系のソフトであってもかなり扱いやすい製品にする必要がある。覚えることが増える環境ではなく覚えることを減らせる環境を提供できない限り、乗り換えコストのかかるLinux導入をすすめることは難しい。情報リテラシーの格差を埋める環境を提供することが肝要となろう。
※教育現場の人が参加しているMLとしてはスクールテックML・情報教育メーリングリストなどがある。
いずれにせよ、一気に乗換えをすすめるのは不可能に近いのだから、導入しようとするユーザーが段階的に乗り換えられるような方策をいくつも考えていく必要があるのではないだろうか。Windows上でブラウザをMozillaに乗り換えてもらうのもその一つであるように思う。
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