Linuxにおけるプリンティングシステムの課題とは?
Turbolinuxいただき日記:素晴らしいソフトを開発しました!より。
オープンプリンティングプロジェクト(プリントシステムの拡張機能を開発し、異なるプリンターのデバイスドライバーを意識せずに印刷ができる機能を開発する)なるものにTuboLinuxも参加しているそうなのだが、プリンタが簡単に使えるようになるというのは非常に重要だし良いことだと思う。願わくば「プリンタのセットアップがボタンを三回押すだけで完了する」といったレベルになってほしい。
さて、そこで問題になるのが、最近のインクジェットプリンタ市場の変化である。ここ二~三年の家庭用インクジェットプリンタの売上のうち、インクジェット複合機が占める割合が急激に増えた。HP PSC2150による複合機のシェア増大が始まったことで翌年から各社とも複合機に力を入れるようになった。中でもエプソンが出したPM-A850(歌手の松浦あやをCMに採用した機種)はインクジェットプリンタの市場を完全に変えてしまったといっていいほどの売上を上げている。
このように、市場での主流がプリンタ専用機から複合機に変わってきていることを考えると、単にプリンタ機能だけ使えるようにしてもユーザーからみれば対応機能が足りないとしか見えないことになる。つまり今後の市場を考えると複合機への対応が不可欠になっている。
また、各機能に同時対応することも重要だが、各機能のセットアップの簡略化もより重要となる。複合機の場合機能が多岐に及ぶ為、それぞれの機能をばらばらにセットアップするのでは作業が複雑になる。Windows用のインストーラーなどでも一度にセットアップが完了するようユーザーに行わせる作業は簡略化されるように工夫されているが、Linuxでも同様の手順で作業が完了する程度にならなければならない。複合機だからといって複雑な作業をユーザーに強いるようでは、使われないようになるのが必然だからだ。
それからこれはユーザーから見れば当然のことだが、Windows上で使える複合機の機能は「全て」使えるようにするぐらいでないと、一般ユーザーからはそっぽを向かれると思ったほうがよい。本家サイトの複合機のページでも表にしてあるが、複合機の機能には多様なものがあるので、各社の売りとなる機能が使えないようでは話にならない。両面印刷・CD-R印刷・フィルムスキャン・受信済みFAXデータのPCへの取り込みなどなど、地味でも売りになっている機能というのはいろいろとある。プリンタに付属するアプリケーションソフトの機能も同様だろう。
各社と協力してオープンな複合機プリンティングシステムにしていけば、ハードルを一つ乗り越えることになるのではないだろうか。
以上、一ユーザーの勝手な批評でした。
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